2012年10月17日

弁証法について学ぶ C

昨日は、高知大学の鈴木先生との「資本論の方法」の学習会でした。
私がチューターだったため、久しぶりに熟読しました (汗

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資本論1巻のもくじが役に立ちました。(いまいちピンボケ)
今回の学習範囲は、第二章 価値 商品 資本の概念 の最初の 商品の分析のところです

資本論の構成は、第1分冊部分までと、とそれ以降で分析方法が違っているという点です。
最初の部分は、ふつうの統合的方法がとられており、後者は資本のカテゴリー以後弁証法の方法がとられているということ。

商品の分析にあたっては、「われわれの研究は商品の研究から始まる」ということで、商品を分析した結果、使用価値と価値の統一物としての商品を統合的方法で書いています。

まあ、普通に資本論を読めばそのような理解になると思うのですが、ローゼンベルグの「資本論注解」(1970年代ごろまではかなりの影響力を持っていたとのことらしい)などは、「商品こそ、抽象がそこまで到達しなければならないと同時に、それ以上すすんではならない限界である」などと書いてあります。

資本論の解釈の違いによって、いろいろな考えが生まれるものなのだなあと。
宇野学派についての批判は、次回の部分となります。

マルクス自身が、「経済学序説」において、将来の誤読を批判する意味をこめて、すでに理論展開してある部分には、奥が深いと関心したところです。

先日開かれた、倉敷集会での「資本論学習交流会」でも「資本論の方法」は、「読んだら、分かった気になる」と勧めておられる方がいました。確かに、資本論を理解する上で力となる一冊だと思ったことでした。

資本論の1巻を読まれた方は、途中からでも参加出来ますので、メールにて問い合わせください。

posted by 井上 at 13:41| Comment(0) | 資本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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