2014年05月01日

松岡直也氏の悲報に接して

私たちの世代にとって、松岡直也は憧れの存在であるとともに、ジャズへの橋渡しの役割をしてくれたかけがえのない人物であります。

アルバム「9月の風」のヒットにより、後期?(全盛期?)の松岡サウンドに魅せられた私は、当時高校生でした。わたせせいぞうのイラストとともに、アメリカ西海岸をイメージさせ、おりしもバブル景気に向かう日本にあって、明るい未来という一種の幻想をもたらせてくれました。
この路線の松岡サウンドは、現在はあまり聞くことがないけれど、青春の思い出と共に、私の中に生きています。

1980年代のジャズシーンを語るべき知識はないものの、70年代後半からの帝王マイルスのサウンドは、従来のジャズを発展させるというか、新しいチャレンジの連続で、「ここからジャズに入るのか!」という敷居の高さを持っていました。一方でウイントンマルサリスが、メインストリームジャズの救世主のように持ち上げられてもいましたが、なんとも薄っぺらさが気になるところでした。

1960年代頃の黄金期ジャズへのさかのぼりのきっかけとなったのが、松岡直也の最初に結成したバンド松岡直也 & Wesingでした。聞きやすいサウンドはラテンの音楽がベースになっており、明らかにジャズの発展形ともいえるべきものでした。ここから、フリーを飛ばして黄金期のジャズに入門し現在に至る訳です。現在も聞いている音楽の98%はジャズですね。

偉大なるアーティスト。松岡直也の影響は、今後も続いていくと確信しています。
http://www.ant-inc.com/
posted by 井上 at 15:55| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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